「道産小麦流通実態調査研修」を開催しました。
令和4年12月7~8日、「道産小麦流通実態調査研修」を開催しました。コロナウイルス感染症の影響で、3年間実施されていませんでしたが、今回、北海道農政部職員、各地区農業改良普及センター畑作担当、高付加価値化担当者、道総研北見農業試験場研究員、各地区米麦改良協会の担当者など、21名が参加しました。
1日目は、「ホクレン くるるの杜」で、日清製粉(株)北海道小麦センター 中田主査を講師に、パン生地加工実習、6品種から作られたパンの試食とパン用、めん用の小麦に求められる品質について研修しました。
2日目は、江別製粉 製造部 加葉田課長より「小麦を巡る情勢と道産小麦消費拡大に必要な条件について」と題して、小麦の国内需給状況、国際的な小麦の流通状況、製粉会社として求める小麦品質について説明を受けました。
また、北海道製麺協同組合 理事長の有限会社 佐々木製麺所 代表取締役 佐々木 剛 氏より、「製麺会社から見た「北海道小麦」、今後使っていきたい小麦粉について」と題して、道内主要品種の製麺加工適性、評価について説明を受けました。
限られた時間でしたが、受講者は小麦の流通、加工、実需の求める小麦品質について、知見を深めることができたようです。今回の研修が北海道産小麦の生産振興の一助となることを期待しています。
(文責 北海道農産協会 技監 三宅 俊秀)